「はじめてのけん玉」に挑戦させたいけれど、「いつから始められる?」「どうやって遊ぶの?」と迷っている方は多いかもしれません。
けん玉は昔ながらの遊びと思われがちですが、実は今、子どもの発達をサポートする知育玩具としても注目されています。
遊びながら手と目の連携、集中力、体幹バランスなどが自然と育つのが大きな魅力です。
この記事では、はじめてのけん玉に挑戦する親子に向けて、基本の構え方や遊び方、育まれる力までをわかりやすく解説します。
目次
けん玉ってどんな遊び?はじめてのけん玉に役立つ基礎知識
けん玉は、日本に古くから伝わるシンプルな遊びですが、構造を知ると奥深く、子どもの成長にも役立つ要素がたくさんあります。
まずは「どんな道具なのか」「何歳から始められるのか」「どんな効果があるのか」という基礎を押さえておきましょう。
ここでは、はじめてのけん玉に触れる親子が知っておきたい3つのポイントを解説します。
けん玉の仕組みと基本パーツ
けん玉のパーツは「けん(剣)」「玉(たま)」「皿」「糸」の4つです。
剣には3つの皿(大皿・中皿・小皿)と先端の「けん先」があり、玉には小さな穴が開いていて、糸で剣とつながっています。
このシンプルな構造から、さまざまな技のバリエーションを生み出すのが、けん玉の醍醐味とも言えるでしょう。
何歳から始められる?
けん玉は、早ければ3歳ごろから始められます。
はじめてのけん玉の場合は、持って揺らすだけでもOKで、成長に応じて皿に乗せたり、刺したりと段階的にステップアップしていきましょう。
特に4〜6歳は、目で見た情報と体の動きを連動させる力が伸びやすい時期のため、遊びの中で自然と神経系の発達を促す効果が期待できます。
小学生になると、技の習得に挑戦する楽しさも加わり、集中力や粘り強さがさらに磨かれていきます。
けん玉は「遊び」以上の効果がある
けん玉は単なる昔遊びではなく、発達支援や教育の観点からも価値が高い遊びです。
玉の動きを追いながら手を動かすことで「眼と手の協調性」が育ち、集中力・判断力・タイミングを合わせる力が養われます。
また、立った姿勢で行うため体幹やバランス感覚のトレーニングにもなり、全身の運動能力向上にもつながります。
基本の構え方・持ち方をマスターしよう
けん玉の楽しさは、まず「正しい持ち方」と「安定した構え方」を身につけることから始まります。
最初の姿勢が整っていないと、技が決まりにくく、思うように楽しめません。
ここでは、はじめてのけん玉で初心者がつまずきやすいポイントを押さえながら、基礎の持ち方・構え方をわかりやすく解説します。
持ち方の基本|初心者は「けん持ち」から
はじめてのけん玉の人は、まず「けん持ち」と呼ばれる最も基本的な持ち方から始めるのがおすすめです。
これは、けん玉本体のけん(剣)を親指と人差し指で軽くつまみ、中指・薬指・小指で下から支える方法です。
手全体に力を入れすぎず、ふわっと握るようにすると、玉の動きをコントロールしやすくなるでしょう。
構え方のコツ|足・腕・視線の位置が大切
正しい構え方は、成功率を大きく左右します。
足は肩幅程度に広げ、膝を軽く曲げて重心を下げると、けん玉の動きに自然に反応できます。
腕は体の中心近くで構え、玉の動きをしっかりと目で追うことを意識するのがポイントです。
最初に練習したいシンプルな動き
持ち方と構え方を覚えたら、「大皿」など成功しやすい基本技から練習を始めましょう。
玉を静かに上に引き上げて皿に乗せるだけでも、目と手の協調や集中力が身につきます。
はじめてのけん玉から小さな成功体験を積み重ねることが、けん玉を長く楽しむコツです。
けん玉が育てる3つの力
遊びながら自然と心と体の力を引き出せるのが、けん玉の大きな魅力です。
集中して玉を狙うことで忍耐力が育ち、手と目を同時に使うことで学びの土台が作られ、姿勢を保ちながら遊ぶことで体幹も強化されます。
ここでは、けん玉を通じて育つ代表的な3つの力について詳しく見ていきましょう。
集中力と忍耐力が自然と身につく
けん玉は、成功までの試行錯誤の中で集中力と忍耐力を育てる遊びです。
失敗しても「次こそは」と挑戦を重ねる経験が、自信や達成感につながります。
こうしたプロセスは、学習や日常生活の粘り強さにも良い影響を与えてくれるでしょう。
手と目の連動が鍛えられ、学びの土台に
玉の動きを目で追い、手を使ってキャッチする動作は、手と目の協調性を高めるトレーニングです。
手と目の協調性が高まると、文字を書いたり、ボールをキャッチしたりといった他の活動にも良い効果があらわれます。
さらに、繰り返し練習することで、空間認知力や判断力も自然と育っていきますので、長く楽しくけん玉を続けてみてください。
体幹・バランス感覚を楽しく育てられる
けん玉は立ち方や姿勢を意識しながら遊ぶため、体幹の安定やバランス感覚の向上につながります。
特に成長期の子どもにとって、体の軸を整えることは運動能力の土台です。
楽しく遊びながら、姿勢や運動パフォーマンスまでサポートできるのが、けん玉の最大の魅力です。
はじめてのけん玉でも失敗しない!楽しくけん玉を練習するコツ
はじめてのけん玉ですぐに難しい技に挑戦してしまうと挫折してしまうこともあります。
継続して楽しむためには、「練習の順序」や「環境の作り方」、「子どものやる気を引き出す声かけ」などの工夫が欠かせません。
ここでは、はじめてのけん玉でも楽しみながら続けられる練習のコツを具体的に紹介します。
最初は成功しやすい技から始めよう
はじめてのけん玉を楽しむ第一歩は、「失敗しにくい技」からチャレンジすることです。
難易度の高い技にいきなり挑戦すると挫折しやすくなりますが、簡単な技で「できた!」を積み重ねると自然とやる気が高まります。
たとえば「大皿」や「小皿」といった基本技は成功率が高く、はじめてでもすぐに達成感が得られるでしょう。
集中できる環境と練習時間の工夫
けん玉の上達には「どれだけ練習するか」だけでなく、「どんな環境で行うか」も大切です。
テレビやスマートフォンの音が気にならない静かな場所で、短時間でも集中して取り組むと、成功率がぐんと上がります。
特に初心者のうちは10分程度の練習を毎日続けるだけでも効果的で、楽しみながら自然と集中力が育っていきます。
「できた!」を褒めてやる気を引き出す
けん玉は、最初から完璧に成功できる遊びではありません。
だからこそ、うまくいったときには小さなことでもしっかりと褒めてあげることが大切です。
子どもは「自分にもできた」という感覚を重ねることで次の挑戦への意欲が高まり、自然と継続力も身につきます。
特に最初のうちは技の完成度よりも「頑張ったプロセス」を認めることが、けん玉を楽しい習慣にする秘訣です。
けん玉遊びを成長につなげるならJPCスポーツ教室へ
3〜10歳の時期は、体の使い方や空間認識、集中力など多くの力がぐんと伸びる時期です。
家庭でも楽しく遊べますが、専門的なサポートを受けることでその効果をより大きく伸ばすことができます。
JPCスポーツ教室では、遊びの延長としてけん玉を活用しながら、運動能力や学びの基礎力を楽しく育てていきます。
遊びながら“見る力・動く力”を育てるビジョントレーニング
けん玉の大きな魅力のひとつが、目と体の連動(ビジョントレーニング)を自然に高められる点です。
玉の動きを目で追い、体を使ってキャッチする一連の動作は、反射神経だけでなく判断力や集中力の向上にもつながります。
JPCスポーツ教室では、こうした遊びの中で育つ「見る力・動く力」を体系的にサポートし、学校生活や他のスポーツにも役立つ基礎力を育てています。
年齢・発達段階に合わせた指導で自信と達成感を育む
子どもの成長スピードや得意・不得意は一人ひとり違うものです。
JPCスポーツ教室では、年齢や発達段階に応じたプログラムを用意し、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねられるようサポートしています。
無理に競わせるのではなく、本人のペースを尊重しながら挑戦できるため、苦手意識がある子でも自信を持って続けられるのが大きな特徴です。
【はじめてのけん玉入門】構え方から楽しみ方までやさしく解説|まとめ
けん玉はシンプルな遊びのようでいて、「見る力」「集中力」「体のコントロール力」を育てる大きな可能性を秘めています。
はじめてのけん玉に取り組むときは、正しい持ち方や構え方を丁寧に身につけることが上達への第一歩です。
こうした基礎ができると、小さな成功体験を積み重ねながら自信が育ち、挑戦する意欲も高まっていきます。
また、けん玉は何度も失敗と挑戦を繰り返すことで、忍耐力や自己肯定感を自然に育てられる点も魅力です。
継続的な成長を目指すなら、専門的な指導を取り入れるのも効果的です。
JPCスポーツ教室では、けん玉を通じて「見る力」と「動く力」を育てる環境が整っています。
はじめてのけん玉体験を親子で楽しみながら、お子さんの成長をサポートしてみてください。
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羽島本店
経歴
岐阜県立岐阜城北高校卒業後、中学硬式野球クラブチームの監督を2年間務める。(全国大会ベスト4)
現在JPCスポーツ教室の本部統括を務め、羽島本店の指導員として在籍中。
SV(スーパーバイザー)として主に関東エリアの店舗管理を行う。
資格
KOBA式体幹トレーニング Bライセンス
KOBA式体幹トレーニング Aライセンス
KOBA式体幹トレーニング Sライセンス

